福澤諭吉の思想的格闘 生と死を超えて

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出版社名岩波書店
出版年月
サイズ419,9P 22cm
ISBNコード9784000614351

福澤諭吉の思想的格闘 生と死を超えてフクザワ ユキチ ノ シソウテキ カクトウ セイ ト シ オ コエテ

近代日本の思想的礎を築いた福澤諭吉。西洋文明との接触、国民国家の構想、自由民権運動と天賦人権論争、そして「老余の半生」の終わりに刊行した渾身の自伝…。一身にして二生を経る激動の時代を生きた福澤は、生涯を通じて何を目指して闘ったのか。天国も死後の生も信じなかった福澤が後世に託したものは何か。福澤の思想的格闘を辿り、その意味を徹底的に追究した労作。

第1部 福澤諭吉の西洋経験(福澤諭吉とヴィクトリア中期Radicalism―『福翁自伝』を手がかりに|福澤輸吉ロンドンで英国「社中」の「建言書」を読む―「福田作太郎筆記・欧羅巴行御用留」文書の校注と検討)|第2部 国民国家形成の構想(社会契約から文明史へ―福澤諭吉の初期国民国家形成構想・試論|公議輿論と討論のあいだ―福澤諭吉の初期議会政観|『文明論之概略』成立事情|『民情一新』覚え書―官民調和論との関係において)|第3部 天賦人権論と福澤諭吉(天賦人権論争覚え書|『天賦人権論』の世界)|第4部 『福翁自伝』を読む(自伝の「始造」―独立という物語|『福翁自伝』を読みなおす―私にとっての福澤諭吉|『福翁自伝』校注をめぐって)|第5部 福澤諭吉の読まれ方(福澤諭吉を生きる|福澤諭吉における方法の問題―『福沢諭吉の哲学 他六篇』解説|丸山眞男における近・現代批判と伝統の問題)

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登録日2020/11/14

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